MPOオーブン(MPO型)

MPOオーブン(MPO型)

MPOは優れた品質管理と高い生産能力を提供します

MPOは米国のヒート&コントロール社にて開発された全く新しい調理法を持つオーブンです。同社との技術提携により、アサヒ装設(株)が製造・販売を行っております。加熱温度、蒸気量、加熱時間の調理条件3要素を自由に組み合わせる事により、幅広い調理がこの1台で可能です。これらの調理条件の設定は容易に行えます。また、ガス熱気と蒸気混合状態での連続加熱調理が出来ますので、加熱時間が早く歩留まりが良い為、ジューシーな製品の生産が可能です。MPOには様々な条件に対して、きめ細かく対応する事が出来る以下のシステムを装備しています。

蒸気噴射システム

グリルドや赤外線焼機と異なり、熱気、蒸気を噴射し湿熱気を作り、これを循環させる事により、温度130℃から270℃、湿度35%から70%(温度270℃時にて)で高速調理が可能となります。商品は水分の蒸発・風味の発散・ドリップ等が抑えられ、歩留まりの良い商品となります。米国では5%から25%の生産量の増加が証明されました。

密閉式排気システム

バーナ加熱室及び湿度コントロール室と調理室はシールド板によって隔離された密閉構造になっております。強力なファンにより熱気は閉回路循環を行い、高効率となっています。従来のような天蓋式のフードは必要ありません。排気ファンよりの排気煙道の施工で十分ですので環境の汚染がありません。熱気分岐版は商品全体に熱が加わるようにしています。

冷却水循環システム

コンベヤにはワイヤーネットを採用し、コンベヤサポート及び槽には独自の閉回路冷却システムを取り入れ、常時85℃に温度コントロールされています。調理工程中に出たドリップはコンベヤベルトを通って水冷オーブンパンに落下し、オーブンから受け箱へ運び出されます。ここでドリップは付着及び焦げ付きを起こす事なく1箇所に回収され再利用が可能です。

クッキングシステム

MPOは生産能力に新たな付加価値を付け加えました。他の調理方法と一緒に使う事により、様々な調理システムが可能です。お好みの商品の調理条件として温度・湿度・調理時間等の正しいセッティングを決定する事により、毎回均等な質と味が得られます。MPO(Multi Purpose Oven)多目的オーブンは、その名の如くハンバーグ焼きから、野菜のブランチングまで幅広い調理が可能です。このオーブンと従来の加熱機器を組み合わせる事により、付加価値の高い商品を生産する事が出来ます、

制御ボックス

電気的な操作は全てこの制御ボックスに集中されています。トラブル時には自動的に燃焼停止するよう全て保護回路を取っております。また、トラブルの箇所はパイロットランプにて確認出来ます。

掃除と衛星

コンベヤネットは作業中オーブンの下部を通過する時に、コンベヤ洗浄ブラシと冷却システムの温水を再利用して常時洗浄されています。作業終了時には上部加熱室を昇降装置により上昇させて内部洗浄を容易にしています。材質は全てステンレスを使用し、錆びにくく頑丈です。米国の衛生基準に基づき保守点検がしやすい構造になっております。

オプション

■2点式温度・湿度記録計

過去の調理温度条件が記録され、商品の均一化をデータ面から確認する事ができます。

■CIPシステム

機器内部に洗浄用配管を通し、スプレーによりフード内を自動洗浄するシステムです。通常は高圧洗浄機などにて行っております洗浄を、より簡単にします。

■気泡洗浄システム

温水洗浄室内にタンク下部からエアーを供給し、バブリングする事によりネット洗浄の効果を上げる事が出来ます。

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